すずめお宿

五反田駅東口ロータリーの街路樹の下を通りかかって「え?」と驚いた。駅前ロータリーじゅうに広がる雀達の声の凄いこと!
ははぁ、この街路樹が雀の巣なんだな、と思って見上げてみるけれど、どうしても雀の姿を確認する事が出来ない。でもこのものすごい数の鳴き声は、俺の頭の中に「枝という枝にびっしりととまった雀達が、今日有った出来事をおしゃべりしているの図」が浮かんできて、楽しくて笑ってしまった。
夕方日没頃、一斉に帰ってきて、それはそれはにぎやかなのだ。
 あの、富士額(ふじびたい)のかわいい頭をした雀が一斉におしゃべりしているなんて、ほんとにおもしろい。


目黒駅のハト

山手線目黒駅ホームの中央階段下。売店の前のベンチの所に、いつも必ず数羽のハトがいる。山手線で目黒駅を通るたびに必ず見掛けるのだけれど、このハトたち、とても夜更かしなのだ。鳥ってものにはあまりなじみが無かったもので良く知らないのだけれど、鳥なんてぇものは、夕方暗くなったら寝るものだと思っていたが、このハトたちときたら、夜10時になってもまだ起きて、ホームをつついている。いつも電車の中から、今10時か、まだ起きてるのかな、と気になって確認してしまうのだ。そうやっていつも見ていて気が付いたんだけれど、そのハト達は、だいたい10時過ぎに寝るらしい。でも、週末は違う。土曜日の夜は11時になってもまだホームを歩いている。一度午前1時近くに見た事も有った。おまえたち、鳥のくせに、いつまで起きてんだよ、って思って、なんだかとてもおかしくなってしまう。
 それがハトって面白いなと思ったきっかけで、それからはハトを見掛けると良く見るようになってしまった。
ハトって面白いなぁと思うのはどうしてだろうと考えてみたら、いつも歩いているからじゃないかと思った。鳥=飛ぶ という固定観念が有るものだから、いつも道を歩いているハトが面白く見えるんじゃないのかな、、。それに、ハトはほんとに良く人に慣れていて、座っていると向こうから近づいて来るからかわいい。
近づいて来られると、何か食べ物でもあげないと申し訳なく思ってしまって、ポケットを探してカロリーメイトを砕いてあげたりしてしまうわけだ。

「脳を究める」(立花隆著 朝日新聞社)という本を読んでいたら、ハトについて書いてあった。
「名画を見分けるハトの脳」という章は面白かった。
ハトを2つのグループにわけて、スライド写真を見せ、片方のハトにはピカソ、片方にはモネの絵が出た時に窓をつつけばエサを与えたのだそうだ。そうやって訓練すると、90%の確率でちゃんとピカソとモネを見分けるようになったという。
ハトが絵を丸暗記してしまったのかどうか確かめる為に違う絵を見せても見事にピカソはピカソ、モネはモネだと判別したのだそうだ。そして、モネのグループのハトは他の印象派の画家の絵にも強く反応を示し、ピカソグループのハトは他の前衛画家の絵に反応を示したのだそうだ。そして、絵を逆さまにして見せたところ、モネグループのハトは正解率がぐっと落ちたのに、ピカソグループのハトの正解率は落ちなかったそうで、凄く面白い。

俺は内心密かに確信しているのだけれど、動物って、人間が思っているよりも遙かに頭が良くて、遙かにたくさんの事を考えて暮らしているのだと思う。犬など動物を飼った事が有る人ならきっとそう思っているんじゃないだろうか。


カラスは7回鳴く

ダウンタウンのまっちゃんが言っていた話。明け方寝ようとするとカラスがうるさくて眠れない。眠れないのでカラスの声を聞いていて気が付いたが、カラスは必ずカーカーカーカーカーカーカー、と7回鳴くのじゃ。
 これTVで見て笑ったけど、ほんとにそんな感じがする。で、俺も数えてしまったけれど(^^; 特に7回と決まっているわけでは無い(^^;
 カラスの頭の良さというのは、結構あちこちで紹介されているので、読んだり見たりした人も多いと思う。俺は、何年か前にカラスが線路に石を置くという事件(?)が有って、突然カラスに興味を持ってしまって「カラスはどれほど賢いか」(唐沢孝一 著 中公新書)という本を買って読んだ。これはもう、少し古い本になってしまったと思うけれど、なかなか興味深い本だった。

クルミを食べるのに、クルミを道路に置いて、車に轢かせて殻を割るカラス。車が轢くまでじっと電線の上で待っていて、なかなか轢かないと、クルミを置く位置を変えたりする。
貝を食べる時に、上から落として、貝を割って食べるカラス。
巣を作る為に、馬のたてがみを抜くカラス。
ナイスオンしたゴルフボールをくわえて飛んでいってしまうカラス。
ブランコに乗って遊ぶカラス。

ゴミを食い散らかされて迷惑している人も多いけれど、そんなカラスを見て「おめーたちはまったく、ちらかさないでもうちょっと綺麗に食えよ〜」って愛着を込めて話しかけたくなってしまったりする。
ゴミを食う時は、まずカラスが散らかして、次にハトが残りものを食べに来て、それからネコが遠慮がちに食べに来て、最後に雀がカスをつつきに来るんだそうで、これもなんだかかわいい。

この前、ハスラー・アキラさんに聞いた話。
新宿にカラスと一緒に写真を撮らせるおじさんがいるんだそうだ。
カラスを手なずけていて、白いカラスもいるヨ、白いカラスは1000円ね とか言うんだそうだ。面白いなぁ(^^;

 

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