かわいひでとし日記
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2017.03.27         日本的美しさ

 

先日10年以上ぶりに競技エアロの動画を見てびっくりしたのだった。



「すごくいい!」と思った。

でも、「?」とも思った。

選手のスキルの高さに感動したのは確かなのだけれど、

「これって、もはやエアロビックという名前を付ける必要が有るのだろうか」

とも思ったのだ。



自分が好きだった「体操」はどこへいってしまったのか、、、、。



まあねぇ、フィットネスと競技は違うからねぇ。

一般人がスタジオでやるフィットネスとしてのエアロビクスとは違うのだけれど、

昔は競技であってももう少し「体操」が入っていた様に思う。



それと、予選と決勝は別物、という事も有る。

予選は全員がフロアで同じ動きをする。

きっちり体操も入っているし、柔軟やハイキック、腕立て、腹筋もやる。

予選を通過した人だけが舞台上で2分間の個人演技をする。

なので、決勝の演技はレベルが一段と上がっているのでこうなってしまう、

という面も有る。



だけど、昔はもっと「体操」していたと思う。




まあ、だけど、見るのとやるのは大違いで、これが出来る人はほんとに少ないと思う。

これらの選手のスキルの高さは認めないといけないし、素晴らしいと思うけれど、

例えば脚だけを見ていると、深く曲げる事が殆ど無い。


そういえば、昔、「縄跳びって何の運動になるの?」とギモンに思った事が有った。

ぴょんぴょんしているだけじゃん、って思ったけれど、

でも、やると大汗かくんですね。

ふくらはぎあたりしか使ってないじゃん、とか思ったけれど、体幹も使っているんですね。



今の競技エアロを見て素晴らしいと思う反面、この

「ぴょんぴょんしているだけ」に見えるところがなんとも不満だったのだ。

これはまあ、見た目だけの話で、きちっと止める身体の強さは凄い身体能力なのだ。

というか、この2分間は恐ろしく強度の高い運動をしているのだ。


でも、

やらずに見ているだけのこっちとしては、もっと体操してもらいたいと思うのです。



昔はJAFA(日本エアロビックフィットネス協会)が主催するものと、

AFAA(アメリカエアロビックフィットネス協会)が主催するエアロビクスが有って、

JAFAのものはなんとなく「体操」を重視していた印象が有った。

現在はJAF(日本エアロビック連盟)がFIG(国際体操連盟)のもとで競技会を行っている。


「日本」から「海外」へ移ると「体操」が減る、


個人的にはそんな印象を持っている。




そういう意味で、男子新体操は、見るものにとってはとても気持ちがいい。

体操をしてくれているからだ。


ただ、国際化していく中でアクロバット重視になって体操が減ってしまうとしたら、

とても悲しい。



一時ネットで話題になった2枚の写真。


天皇陛下が皇居で会見している写真と、トランプタワーでの写真。


どっちの室内が美しいか、と質問したら、

ステレオタイプ的に言うと、

日本人は「皇居が簡素な美しさが有る」と言い、

アメリカ人は「トランプタワーが豪華で美しい」と言う、

日本人は「トランプタワーはけばけばしくて下品だ」と言い、

アメリカ人は「皇居は貧弱でつまらない」と言う、



のではないだろうか。



この違いに良く似ていると思う。



体操は体操であってほしい。

男子新体操が国際化する中で、アクロバットに偏り過ぎずに、

徒手体操の美しさをなんとか多めに残して欲しいなぁ、と、

やりもしないで見ているだけの自分としては思うのだった。



競技として、国際大会としてやる場合、

ある一定レベル以上の人が集まるのであって、

基本を競っても点差が出ないという事は理解はできるものの、

見てるだけの人間としては基本を見たいのだ。


もし男子新体操が国際化してアクロバットばかりになってしまったとしたら、

自分は「ラジオ体操コンテスト」のほうが好きになってしまうんじゃなかろうか。


鋼の肉体

 
 


 

 


 


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