かわいひでとし日記
      思うこと、こころもち、脳内風景
 

 

2017.07.17       女の生き様 



という言葉が有るのだけれど、どういう意味だろう、、。

解った様な解らない様な、、、。

凄まじい人生を送った女性に付けられる形容詞みたいだ。

誰が言った言葉なのだろうか、何かの歌の歌詞か何かだったのだろうか。



今まで生きて来て、それなりに色々な人を見て来た。

そんな中で印象に残っているのは、強い人だ。

強いと言っても、本当に強い人であったり、強がっている人であったりする。

旦那が死んで、一人でがむしゃらに働いて子供を育てた女性もいた。

それなりの暮らしをしているけれど、なんだかどこか満たされていないふうな人
もいた。

誇りを持って売春婦をしている人もいた。

印象に残っている女性はみんな、「強い」または「強がっている」女性だった様
な気がする。

売春をしていて、それを誇りに思っていると胸を張る人も、色々考えてみると、
苦しいけど強がっているのだろうなあと、切ない気持ちになる。

上流家庭の奥様も、ふと満たされない寂しさを感じている様に見える事が有る。

 



そんな事を考えてしまったのは、リリーさんを見たからだ。

リリーさんというのは、どさ周りをしている売れない歌手。

キャバレーみたいなところで歌を歌っている。

30代半ばの、強い、もしくは強がっている女性なのだ。

そんなリリーさんが函館で知り合った二人の男。

謙次郎さんは50代、社会的にも成功して、家庭も持っている人。

寅さんは40代、フーテンだ。

そんな3人の会話。



謙次郎「僕って男は…、僕って男は、たった一人の女性すら
    幸せにしてやることもできないダメな男なんだ…」

リリー「キザったらしいね、言うことが」

謙次郎「どうしてです?」

リリー「幸せにしてやる?大きなお世話だ。
     女が幸せになるには 男の力を借りなきゃいけないとでも 思ってるのかい?
    笑わせないでよ」

寅「でもよぉ、女の幸せは男しだいだって いうんじゃないのか?」

リリー「へえ~、初耳だね、あたし今までに一度だって そんな風に考えたこと無いね。
     もし、あんたがたがそんなふうに思ってるんだとしたら、
     それは男の思い上がりってもんだよ」

寅「へえ~…、おまえもなんだか 可愛みのない女だな、おい」

リリー「女がどうして可愛くなくちゃ、 いけないんだい。
     寅さん、あんたそんなふうだから、
     年がら年中、女に振られてばっかり いるんだよォ」

寅「おい!リリー、おまえ、 言っていいことと悪いことあんだぞー」

寅「じゃあ、オレも言ってやるよ。
   なんだおめえ、寿司屋の亭主と 別れてやったなんて 体裁のいいこと言ってェ。
   ほんとは、テメェ、捨てられたんだろう」

リリー「寅さん…、あんたまで、そんなことを…。
     あんただけは,そんなふうに考えないと 思っていたんだけどね…」



こんな会話で喧嘩別れしてしまった3人。


リリーさんはきっと今まで、自分が強くなければ生きていられなかったし、

強がっていないとつまずきそうになってしまうのだろうと思う。

いつも忙しかったり、すごく大変だったりしないと、ダメになってしまいそうな
感じ、、。

やっぱり本当に強いという訳ではなく、弱くて寂しい人が強がっているんだなあ
と思う。



人間はみんな弱い。

その上、理屈どうりには動かない。

なんでそんな事をするのだ、という事をして生きている。

そういうことをみんなひっくるめて、優しく許してあげられたらいいなあと、思
う。

みんな大変な思いをして生きている。

みんな本当は強くはない。

優しくならなくてはいけないな、と、思う。



寅さんと仲直りしたリリーさん。 寅さんの妹、さくらさんから、

さくら「… リリーさんがね、 お兄ちゃんの奥さんになってくれたら
     どんなに素敵だろうなあって」

さくら「ねえ…、冗談よ。これ本当に冗談よ」

博「はっ、気にしないで下さい。夢みたいなことを二人で話していただけですから…」


リリー「いいわよ」


さくら「えっ?」

リリー「私みたいな女で…よかったら」


リリーさんが強がるのをやめて素になった瞬間。


時には強がるのをやめて、それを乗り越えて素直になるのは必要だなぁ、、。

なかなか乗り越えられないんだよね、、、強がっていた人は、、、、、。



さくら「リリーさんがね、お兄ちゃんと結婚してもいいって言ってくれたのよ。よかったわねえ」

寅「フ…、何言ってんだお前、真面目な顔して、ええ?
   あんちゃんのことからかおうってのかあ」

さくら「からかってるんじゃないわよ!お兄ちゃん」


寅「おい、リリーお前も悪い冗談やめろよ、え?
  まわりはほら素人だから、え?みんな真に受けちゃってるじゃねえかよ」

寅「おい、リリー」

リリー「なに?」

寅「お前本当に、じょ..冗談なんだろ?…え?…」

リリー「そう、冗談に決まってるじゃない」

寅「そうだろう…」

寅「ほら、見ろ冗談じゃないか」

リリー「…」

リリー「そいじゃあたし」

寅「お、どこ、どこ行くんだい?」

リリー「帰るの」

リリー「皆さん、お世話になりました。バイバイ」


また強がっちゃったリリーさん。

まあ、 そういうもんだよね。

 

男性が女性を幸せにしてあげる、というのは男の思い上がりだ、とリリーさんは言う。

まあ、そうだろうと思う。

でも、一方で、ふっと力を抜いてそれを受け入れる場面が有ってもいいのだろうとも思う。

ここぞ、という時、素直になれるかどうか、

あらかじめ覚悟しておいたほうがい いのかもしれません、、、。

ずっと強く、強がって生きていく、だけど、たまには弱い自分を素直に受け止める、

そんなことでいいんじゃないんでしょうか。

強がる事も大事だし、ふっと素直になるのも大事なんだと思う。

 

引用元 http://www.yoshikawatakaaki.com/lang-jap/15saku.htm

ストレスの特効薬

男はつらいよ 寅次郎相合い傘

 

 
 


 

 


 


コメントなどはツイッターやメールでお願いします

Tweet to @kawaihidetoshi  

@kawaihidetoshi をフォロー

 

日記のトップへ戻る

かわいひでとしホームページ