水中土方の四季

 

思い出話をしている中で、俺が昔やっていたダイバーという仕事の話になると、「へー、どんな仕事なの?」と、興味を持たれる事が多いので、

そういえば、貴重な体験だったかも、と思うので、

昔の話だけど、途切れ途切れに残っている日記から拾って書いておこうかと思います。

ダイバー。身内では潜水夫と呼ぶ事も多いこの職業、法的には潜水士と呼びます。「潜水士免許」というのを取って仕事をします。これは学科試験だけです。各都道府県が発行する免許です。レジャーではなく、仕事として潜る場合には必要になります。実技はどうやって覚えるのかというと、昔ながらの方法、親方から教わるというやつです。ですから、最初は見習いみたいな感じで、陸上の雑用などをやりながら覚えて行きます。

潜水夫の仕事にはどんなものが有るかというと、それはもう種々雑多。
水の中でやる事ならなんでも、という感じでしょうか、、。
水と言っても、綺麗な水から汚い水まで、色々です。浄化槽の中の仕事なんてのまで有りますから。

水の中で何をやるかというと、これまた種々雑多です。
でも一番多いのは、工事の仕事でしょうか。次が調査の仕事。あとは、船底清掃、死体捜索とか撮影とかも時々有ります。俺は何故か、爆弾捜索の仕事も随分しました。

俺がなんでダイバーになったかというと、、、
おもしろそうだから。これに尽きます。
しかし、やってみると一年中出張ばかりで東京で遊んでいるヒマが全くありませんでしたっけ、、、。

今残っている日記の残骸は、駆け出しの潜水夫だった頃のものが殆どです。
わくわくどきどきしながらやっていた頃だったんで、日記も良く書いたんですね、きっと、、。

そんじゃあ、始めましょうか。
水中土方の四季です。